ベトナム産のシングルオリジン、ローランとジョシュのコーヒー。

2019.11.12
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こんにちは、LIGHT UP COFFEEの川野です。

3年前から一緒に生産に取り組んでいる、ベトナムのダラットのコーヒー生産者、ローランとジョシュの2人が作るコーヒーを日本に仕入れ、今年も正式に販売スタートいたしました。

 

りんごのお酒であるシードルに使う酵母“CIDER YEAST”を使って特殊発酵させた、南国フルーツの香りたっぷりのコーヒーです。

 

ROLAN&JOSH – VIETNAM washed

マンゴスチンやバナナのような南国フルーツの爽やかな果実味と、クリーミーな舌触り。バランスの良い甘さ。

 

 

 

▲ローランとジョシュは今年LIGHT UP COFFEEにも来てくれました。

 

▲Tokyo Coffee Festivalにも一緒に出店しました。(その時の記事はこちら

 

 

ローランとジョシュのストーリー

 

私たちが生産を支援している、ベトナム・ダラットのコーヒー農家さん、ローランとジョシュ。

 

ローランは4代目女性農園主。少数民族のコホ族に生まれ、コホコーヒー(KHo Coffee)という名前で農園を運営しています。

 

▲農園主のローラン。エネルギーに溢れ、収穫から精製から焙煎、抽出までやりきってしまう。

 

もともとコーヒーの木は1800年代、フランスの植民地開拓者が持って来ました。そこからコーヒー栽培がベトナム中に広がり、ベトナム戦争により20年もの間経済が停滞し、人口の6割が貧困に苦しむことになったのですが、丈夫で生産が衰えにくい「ロブスタ」という品種のコーヒー輸出によって経済が大きく支えられたのです。

 

スペシャルティコーヒーで一般的に流通する風味に優れた「アラビカ」種に比べ、ロブスタは早く熟し、たくさんの果実を実らせ、病気や高温・乾燥に強い品種で、多くのカフェインを持っていますが、複雑な香りを生む成分はアラビカの半分しか持っていないと言われています。伝統的なベトナムコーヒーは、ロブスタの苦味に甘い練乳を加えたり、時には卵を加えて楽しんでいました。

 

▲伝統的なベトナムコーヒー。底に沈んでいるのは練乳。

 

ベトナムは実は世界第二位のコーヒー生産国で、そのほとんどがロブスタ種。世界中のインスタントコーヒーや缶コーヒーなどで、ベトナム産のロブスタ種が使われています。

 

しかしそのロブスタ種の栽培拡大、効率化の中で、森林伐採や土壌の消耗、生産者からの搾取的な買い叩きも行われて来たこともあります。そんな中でコホコーヒーは、森を守る形で、自然に優しい生産方法で、生産者に利益がより残るコーヒーを模索して、風味に優れたアラビカ種を手作業で美味しく仕上げて、価値を上げて販売することに注力して来ました。

 

▲枯れた土地にも木を植え、コーヒーを育て、山の自然をコーヒーで守っていくコホコーヒーのジョシュ 。

 

このコホ族でローランは小さい頃からコーヒー農園で育ち、黄色やオレンジ、赤色に熟す、宝石みたいにカラフルなコーヒーチェリーが大好きでした。自分たちのコーヒーをとにかく美味しく広めようと、小さい頃からカフェでアルバイトをして勉強して、精製方法も改良し続け、焙煎機も購入して焙煎したコーヒーを地元のカフェに卸したりしてきました。

その中で、アメリカからバイオエネルギー系の仕事で東南アジアに来ていたアメリカ人のジョシュと恋に落ち、数年前に結婚しました。

 

▲左がジョシュ。右がローラン。

 

そこから、ジョシュは、コーヒー生産を一緒に行うようになり、50-100kgものコーヒーチェリーを持って険しい山道を上り下りする重労働で、わずかしかお金が生まれない現状をもっとよくして、ローラン含めたコホ族のコミュニティ全体をもっと豊かにしたい、と考え始めました。

はじめに、コーヒー精製の設備を整え、水で洗うウォッシュトプロセスのための発酵を工夫し始めました。発酵の時間、空気に触れる触れないの改善、微生物のコントロールなど。今ある環境、素材でもっと美味しいコーヒーを作って、世に広めようと、出来上がった美味しいサンプルをアメリカのコーヒーバイヤーに送ってスコアをつけてもらったり、実際に農園まで来てもらったり。生産から外とのパイプづくりまで、ローランと一緒になって動いていきました。

 

▲発酵のためのタンクと。上に乗っているペットボトルにはイースト菌が。

 

▲発酵の終わったコーヒー。この発酵の過程でフルーツのような複雑な風味が生まれます。

 

 

その中でLIGHT UP COFFEEの川野と出会い、アジア産のスペシャルティコーヒーとして、もっともっとたくさんの人に知ってもらおうと、一緒に精製設備を作ったり、精製を考えたりしながら、日本に運んで皆様にお届けしようと決めました。

 

今回は初めての試み。皮むきしたチェリーにサイダーイーストを加えて発酵させることで、複雑な南国フルーツの風味が生まれ、クリーミーで優しい口当たりのコーヒーが出来上がりました。

精製の工夫と追求で生まれた、アジアを代表する品質のコーヒーを是非お楽しみください。

 

 
 

このローランとジョシュ の農園に行く「コーヒー農園ツアー」も12月に開催予定で、ご参加者募集中です。

 
 

コーヒー豆情報

ROLAN&JOSH – VIETNAM washed

生産地: Dalat, Vietnam

生産者: Rolan & Josh

農園: KHo Coffee

精製: Washed

発酵: Cider yeast dry fermentation 24h

乾燥: Dry on bed 4 weeks

品種: Catimor

標高: 1,500m

サポート: Yuma Kawano

 

コーヒー豆WEBショップ: https://lightup.stores.jp

 

コーヒー生豆も販売しています(こちら