ケニア カイグリを入荷!
2017.06.23
爽やかでジューシー。素晴らしい果実味のコーヒーがケニアから新入荷しました!
温州みかんや、プラムを思わせる、熟した果実の甘み。ジューシーで香りも複雑。ボリュームのある果実味が特徴です。
▲店頭ではドリップで。ジューシーなアイスコーヒーは暑い日に最高にオススメです!
ラインナップの中でも一番明るい果実味のコーヒー。爽やかな「ケニア カイグリ」で蒸し暑さも吹き飛ばしましょう!
コーヒー豆WEBショップ: https://lightup.stores.jp
小さな農家たちがつくるケニアの味
LIGHT UP COFFEEで扱うコーヒー、普段は農園の名前を商品名にしています。
ただこの「カイグリ」は実は農園ではなく「精製所」の名前。精製所とは、収穫したコーヒーチェリーを洗ったり、種を取り出したり、乾燥させたりする加工の工場。洗った種が乾かされると、生豆として出荷されていきます。
▲水洗や乾燥の設備がある精製所。中米の大農園は独自の精製所を持っていたりしますが、アフリカでは主にたくさんの農家でシェアして使っています。
ケニアでは、1つの農家が育てるコーヒーの木は約200本ほど。200本というと、つくれる生豆は麻袋2袋分くらいです。そんなたくさんの小規模農家が、地域の「ファクトリー」と呼ばれる精製所に、収穫したコーヒーチェリーを運び買ってもらいます。
関わる農家も多く、それぞれの量も小さいので、精製所では集められたチェリーをまとめ、精製所の名前として出荷しています。そのため、追跡できる一番細かい名前として、私たちはケニアのコーヒーを精製所の名前としてお届けしています。
今回のコーヒーは「KAIGURI FACTORY – カイグリ精製所」で精製処理されたコーヒーです。
▲KAIGURI FACTORY。ケニアには各地にこのようなコーヒーの精製所があります。
カイグリ精製所は、ケニアでもコーヒーの質で有名なニエリ地区のカイグリ村に位置しています。コーヒー以外にも豆やイモ、トウモロコシなど農業が盛んに行われているエリアです。
周囲の4つの地域で収穫されたコーヒーチェリーがこの精製所に運ばれ、その日の内に未熟と過熟が分けられ、精製が進められます。コーヒーチェリーの鮮度はとても大切で、収穫後放置しておくと、発酵が進んでしまい、風味に悪影響が出てしまうのです。
▲このように、たくさんの農家が持ち寄った、赤く熟したコーヒーチェリーをその場で選り分け、すぐに精製が行われます。
▲精製の第一工程は「パルピング」。この大きな機械でコーヒーの果肉を取っていきます。
熟度の揃ったコーヒーチェリーは「パルパー」と呼ばれる機械で果肉を取り、近くのルンドゥ川から引いた綺麗な水で1晩発酵させます。種のぬめりが柔らかくなった翌日に水洗し、乾燥台へと移動させ、丁寧に天日干しが行われます。ここでは日照の変化に合わせながら1週間~2週間で乾燥を仕上げているそうです。
▲アフリカンベッドと呼ばれる、コーヒーのための乾燥台。ムラなく効率よく乾かせるように、通気に気を払いながら時々混ぜて乾燥を調整しています。
この精製所は毎年農家を集め農業の勉強会も開いています。農家の生活の安定、コーヒーの増産を目指し、農家とともに質の高いコーヒーを生産し続けるカイグリ精製所。
その素晴らしい果実の風味をぜひお楽しみください!
豆の情報
生産地: KENYA, Nyeri, Karundu
精製所: KAIGURI Factory
標高: 1,800m
品種: SL34, SL28
精製方法: Washed
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