オープンから3年を迎えて
2017.07.31
こんにちは、LIGHT UP COFFEEの川野です。
昨日2017年7月31日で、LIGHT UP COFFEEは吉祥寺に初めてお店を構えて丸3年が経ちました。
▲3年間たくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございます。
「コーヒーのフルーティな風味を伝えたい!」
そんな一心で半ば勢い余って出店した当時は、店舗の看板、メニュー、オペレーション、コーヒーの抽出まで、今に比べて突き詰められていないことが多く、毎日一歩ずつですが改善を繰り返してきました。
そんな時でもありがたいことにお店に来てくださる方はいて、「美味しかったよ」の一言に本当に助けられました。
これまでLIGHT UP COFFEEを支えてくださった皆様、本当にありがとうございます。
▲オープン当時のLIGHT UP COFFEE。公園の緑と差し込む光がとても気持ちいい場所です。
今では世田谷代田の焙煎所で集中的に焙煎していますが、当初は吉祥寺店で1kg焙煎機を使ってせわしなく焙煎していました。
新品で買った焙煎機はあっという間に黒ずみ、数えてみたらもう1万回も焙煎していました。
焙煎機も大きくなり性能も良くなり、今さらに美味しく焙煎ができているのも、当時から豆を買ってくださる方がいたおかげです。
私たちが伝えたいと思っている味を、同じように楽しんでくださる方がいること、心から幸せに思います。ありがとうございます。
▲オープン当時から使っていたFuji Royalの1kg焙煎機。
オープンまでの道のり
都会の喧騒の中ではなく、穏やかな場所でこそ美味しくコーヒー楽しめる。でも人は集まる場所でコーヒーを発信したい。
そんな思いで吉祥寺という場所を選びました。川野も相原も東京の多摩地区出身で、とても馴染みのある好きな街でもありました。
▲吉祥寺北口の中道商店街。その先にLIGHT UP COFFEEはあります。
初めてのお店づくりは簡単ではありませんでした。
コーヒー豆や器具を選ぶところから、内装、外装まで。納得するものは市販では手に入らず、結局カウンターやテーブル、椅子までほぼ全て自分たちの手で作りました。
すべては「どうやったらコーヒーの魅力が伝わるか?」「フルーティで個性あふれるコーヒーをどう楽しんでもらうか?」という思いでした。
▲コーヒーが伝わるお店を目指して、木材や鉄板の加工からやりました。
「コーヒーは実はもともとさくらんぼみたいな赤い果実の種で、品種や作り方でぜんぜん味が違うんですよ!」と、
頼まれてもいないのに別の種類のコーヒーを席までお持ちしたり、自分たちが感動したコーヒーの魅力をできる限りの方法で伝えてきました。
コーヒーは「苦い眠気覚まし」としてとらえるにはとってももったいないほど、実は色々な香りがして、色々なフルーツの印象があって、素材ごとに違うからとっても面白いんです。
▲まず試してもらいたい「飲み比べセット」。産地ごとに風味の違うコーヒーを比べて、違いや個性をお伝えしています。
農家さんが作った個性を、その努力をもっと楽しんでもらいたいと心から思っています。
この人がこう作ったからこの味なんだ、そうやって楽しむからこそ、農家さんの努力は報われ、対価も農家さんまでめぐりめぐってゆくはずです。
だからこそLIGHT UP COFFEEでは農家さんが素晴らしい仕事で作ったコーヒーを、苦味なく焙煎し、素材ごとの果実味あふれる形でお伝えしています。
▲距離的にも文化的にも離れた国の人たち。そんな遠い場所をコーヒーは繋いでくれます。
4年目のLIGHT UP COFFEE
LIGHT UP COFFEEはこれからも変わらず、作り手によって全然違う、フルーティで個性あふれるコーヒーの魅力を、とにかく発信していきたいと思っています。
今までは店頭で来てくださる皆様にお伝えしていましたが、これからはこういったWEBマガジンや他のお店とのコラボなど、店頭以外でももっと発信したいと思っています。
▲6月にはBAKE CHEESE TART自由が丘店にコラボ出店もいたしました。
LIGHT UP COFFEEのビジョンは、農作物としてのフルーティなコーヒーを楽しむ文化を広めること。
LIGHT UP COFFEEの目標は、最も発信力のあるコーヒーショップになること。
4年目のLIGHT UP COFFEEも、私たちが大好きなコーヒーの魅力を知ってもらうために、全力で駆け抜けてまいります。これからもよろしくお願いいたします。
LIGHT UP COFFEE
川野優馬