ベトナム ローランとジョシュのコーヒー
2018.06.12
いよいよ、一緒に生産に取り組むベトナムのコーヒーをLIGHT UP COFFEEで販売スタートしました。
アジアで美味しいコーヒーを作りたい!と、クラウドファンディングなどでもみなさまからご支援を頂きながら、2年の間農園に通い、収穫する品種や精製方法について農家さんと一緒に取り組んできました。
▲大自然に恵まれるベトナム ダラットのコーヒー。
ようやく出来上がったコーヒーの第一弾として、ベトナム ダラットのローランとジョシュがつくるコーヒーをご用意しました。
手間をかけて生産した、アジアのポテンシャルをぜひお楽しみください!
オレンジや焼リンゴの風味。カカオのような切れの良い後味。まるで森林浴をしているような爽やかな香り。
ベトナムのスペシャルティコーヒー
ベトナムはもしかするとあまり美味しいコーヒーのイメージがないかもしれません。それもそのはずで、ベトナムのコーヒー生産は90%以上が「ロブスタ種」と言われる、低地でも育ちやすいワイルドな品種なんです。
ロブスタは味もとってもワイルド。非常に力強くコーヒー感たっぷりのこのロブスタは、現地では練乳と混ぜられたり、たっぷりの砂糖と一緒に楽しまれていたりします。それがいわゆるベトナムコーヒーですね!
▲標高1,700mの生産地に続く山道。
一方で、フルーティで繊細な風味の品種が「アラビカ種」。主にアフリカや中南米の標高が高い地域で育てられている品種ですが、今回ローランとジョシュの農園は標高1,400-1,700mの高地。100%アラビカ種を生産する、ベトナムでも屈指のスペシャルティコーヒー農園になっています。
▲メインはカティモールという甘さが特徴的な品種。
コーヒーと自然が大好きなローラン
ローランはベトナム・ダラットの少数民族コホ族に生まれた4代目の女性農園主です。祖祖父の時にオランダ人がコーヒーの木を持ってきたのが、コホ族のコーヒー農業の始まりでした。コーヒーの木に囲まれて育った彼女は、赤や黄色やピンク、カラフルで宝石のように綺麗なコーヒーチェリーが大好きでした。チェリーを森の中で食べ過ぎて2度病院送りになるほどでした。
▲農園主のローラン。とってもエネルギッシュな彼女。農園に行くとコーヒーを作って迎え入れてくれます。
そんな彼女のコーヒー生産への根底にあるのが、「ナチュラルなやり方にこだわる」ということ。薬品や機材に頼らず仕事は全て手作業。コーヒーの水洗作業すら何トンもの量を手で洗います。「テーブルと椅子さえあれば私はどこでも精製できるよ」と彼女は嬉しそうに語ってくれました。
▲手作業の精製は収穫後のチェリーの選別からはじまります。
ローランを支えるジョシュ
ジョシュはローランの夫でアメリカ人。バイオエネルギーの仕事で東南アジアを訪問していたジョシュはローランと出会い結婚。その穏やかな人柄で、ベトナムの少数民族のコミュニティの中でも打ち解けて、ローランのコーヒー生産を科学的なアプローチでサポートします。
コーヒーの熟度や発酵の度合いを機械で測定しながら、コーヒーが美味しくなるルールを1つずつ探っていきます。おかげで、乾燥期にも雨のあるベトナムでもうまく出来上がり、甘さと口当たりがとてもユニークなコーヒーに仕上がっています。
▲のんびりとした性格のジョシュ。一緒にいろんな発酵を試して、美味しいコーヒー精製を探りました。
LIGHT UP COFFEEは、ローランとジョシュ、2人がつくるコーヒーを応援し、もっともっと美味しくしようと一緒に生産の改善に取り組んでいます。アジアで最高に美味しいコーヒーをつくりたい。そんな思いで一緒に作り上げた自身の出来をぜひお楽しみください。
コーヒー豆情報
Rolan&Josh Vietnam
生産地: Dalat, Vietnam
農園: K’HO COFFEE
生産者: Rolan & Josh
標高: 1,400 – 1,700m
精製: Washed
乾燥: African Bed
品種: Catimor
コーヒー豆WEBショップ: https://lightup.stores.jp
コーヒー豆は店頭でもWEBショップでも販売中。
店頭ではドリップでもこの「ローラン&ジョシュ」をお楽しみいただけます。