2020年の終わりに。

2020.12.31
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2020年。

私たちコーヒー屋にとっては、最も困難で激動の年でした。

時代に合わせたコーヒーの伝え方を模索し続け、お店やバリスタのあり方から、私たちの行動一つ一つまで、痛みを伴う変化を強いられる一年でした。

 

3月には外出自粛となりました。お店をどうしようかとチームで悩んだ末に、3月31日をもって3年半続いた京都店を閉店することとしました。

4月には東京都で緊急事態宣言が発令され、今年のはじめにオープンしたばかりの渋谷PARCO店は1ヶ月の休業となりました。その中で、お店に来ていただなかなくてもコーヒー体験を届け続けようと、淹れたてのエスプレッソを急速冷凍・真空化させた「エスプレッソキューブ」を発売しました。

5月にかけ、店舗で開催していたセミナーをすべてオンライン化して、遠くの方や東京の店舗にお越しいただけない方にも、コーヒーの楽しみ方をお伝えしはじめました。

6月以降は、コーヒーの魅力を家でコーヒーを淹れない方にもお伝えしようと、「コーヒーゼリー」「カフェラテシロップ」「コーヒーコーラ」「コーヒープリン」「珈琲カヌレ」といった、気軽で美味しいコーヒー商品を開発して販売してきました。楽しんでいただいたみなさまありがとうございます。

8月には私たちのバリ島のコーヒー農園では収穫期を迎えたのですが、今年も開催に向けて準備してきた農園ツアーは開催することができませんでした。なんとか遠隔でもコーヒー農園の楽しさや価値を伝えようと、「コーヒー農園オーナー制度」をはじめました。

コーヒー豆のオンライン販売ももっと多くの方に伝わるように、動画配信や記事も増やしました。毎月コーヒー豆を届けする「定期便」では手軽な50g x3種類の「スーパーライト定期便」をスタートしたり、定期便限定豆を都度仕入れてお送りしたり、毎月のポストカードで読み物としても飽きずに楽しんでいただけるようお届けしてきました。

 

 

「美味しいコーヒーで毎日を明るく照らす」

これが、私たちLIGHT UP COFFEEが2014年に東京吉祥寺に店舗をオープンして以来のコンセプトです。

コーヒーが美味しいだけできっと1日が明るく感じて、そんな小さな幸せが積もり重なって暮らしや人生が楽しく豊かに感じるはず。

コーヒーの美味しさや魅力をもっともっと多くの方に伝えたいと私たちは心から思っています。

 

遠く離れた生産国でコーヒーを作り続ける農家さん。コーヒー豆をはるばる運ぶ人たち。コーヒーを焙煎して個性とバランスを整えるロースター。コーヒーを淹れてみなさまに提供するバリスタ。そして、飲んでくださるみなさま。

コーヒーを取り巻きコーヒーを愛する全員の活動が続いていくように、どんな変化が来てもその変化に合う体験を私たちはつくり、伝え続けていきたいと決意しています。

 

2021年はどんな年になるんでしょうか?

美味しいコーヒーを飲むとふと気持ちも安らぎます。目まぐるしく変わる世界からのストレスや緊張も、コーヒーの華やかな香りがふわっと流してくれるような気がします。

来年もケニア、エチオピア、そして一緒に生産するバリ島やベトナムなど新豆が続々と入ってくる予定です。

美味しいコーヒーとともに、みなさんと楽しく過ごしていけたら嬉しいです。

 

本年こそ大変お世話になりました。

みなさまのおかげで、私たちはまだコーヒーを伝え続けられています。

寒い日でもコーヒーを飲みにきていただいているみなさま、「美味しかったよ」と声をかけていただくみなさま、遠くから豆をご注文くださるみなさま、セミナーご参加のみなさま、定期便メンバーのみなさま、私たちのコーヒーを楽しんでいただき本当にありがとうございます。

 

来年もLIGHT UP COFFEEは、もっとわくわくする、美味しいコーヒーの体験をつくり続けていきますので、お楽しみに。

2021年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

LIGHT UP COFFEE

川野優馬