今年度初のエチオピアニュークロップのウォッシュト、「ハル」
HARU - ETHIOPIA
キャンディのような果実味と、穏やかなスパイス感が特徴的なコーヒー。レモンや白ブドウを思わせるキャンディのような甘さや酸の印象と円やかな口当たりが一体となり、後口にはカルダモンがじんわり香る。
生産地: Gedeo, Yirgacheffe
精製所: Haru Washing Station
生産者: Fikadu Abayneh, Smallholders
標高: 1,750-1,850m
精製: Washed
品種: 74110, 74112
収穫期: October 2021 - January 2022
生産ストーリー
“ハル”はこのウォッシングステーションの近くにある村の名前から来ています。2013年からハルウォッシングステーションは稼働し、カンケティファミリーのFikadu Abayneh氏が管理しています。
カンケティファミリーはイルガチェフェとアバヤで4ヵ所のウォッシングステーションと直営農園を所有し、イルガチェフェに拠点を置くファミリーです。元々彼の父が30年前にコーヒー農園を始め、息子であるFikadu氏にコーヒー栽培等のノウハウを教えたことが始まりです。その後、2017年にはライセンスを取得し、自社でコーヒーの輸出をスタートさせました。コミュニティの支援にも積極的で、精製に使用する綺麗な水を得るために村に井戸を掘ったり、舗装道路の整備、農家へのトレーニングなど様々な取り組みを行っています。全てのベッドにはコードナンバーが記載されており、各ロット毎に精製のステータスを追跡することができます。チェリーの大半はハル村周辺の小規模生産者により持ち込まれます。ウォッシングステーションで丁寧な精製処理・乾燥工程を経たのち、アディスアベバにある倉庫へと輸送されます。
完熟したチェリーのみパルパーにかけ、果肉を剥がします。屋根付きのコンクリートタンクで36時間ファーメンテ―ション、カナルでの水洗とグレーディングを終えた後、12日間ベッドの上で天日乾燥させます。