インドネシアの品評会11位のコーヒーはあの精製方法で受賞！「レンガリ農園」

RENGGALI COE#11 - INDONESIA

香りは柔らかくハーバルな印象で、ブラッドオレンジやプラムのような完熟の果実が口いっぱいに広がり、カラメルやポン菓子の香ばしい甘さが全体をまとめ上げる。口当たりはふくよかで柔らかい余韻が非常に長く続く。

生産地: Aceh
農園: Renggali
生産者: Hakim Murtada
標高: 1,400-1,550m 　
精製: Wet Hulled
品種: Ateng30%, Typica40%, Yang Lain30%
受賞: Indonesia COE 2022 #11

生産ストーリー

生産者のHakim Murtada さんは2012 年からコーヒー生産を始めました。最初は集めたコーヒーチェリーを自宅の庭でパルピングしてWet Hull の生産処理を行っていましたが、徐々に規模を拡大していき現在では 300KG をスペシャルティコーヒーとして市場に出すまでになりました。
今回の COE 受賞をきっかけに、世界中の人たちに自分の農園を知ってもらえるようにさらに努力し、定期的に取引を行えるコーヒーバイヤーを獲得したいと語っています。また、家政面でも、家族を養いながら農園の設備を整えることができるようになり、より高品質なコーヒーをつくりたいと意気込んでいます。

ウェットハル

スペシャルティコーヒー ではあまり耳にしない言葉かもしれませんが、インドネシアのスマトラ島で伝統的な精製方法でスマトラ式とも呼ばれます。特徴としては乾燥工程を2回に分け、水分量が高い状態で脱穀させてから最後まで乾燥させます。味わいの傾向としてはアーシーと呼ばれるような土っぽさやハーバルな印象があり、好みの分かれるフレーバーが特徴ですが今回のロットはこの精製の特徴と熟した果実の印象が心地よく素晴らしいカップに仕上がっています。