ノルウェーの商社から届いたホンデュラスの優良農園、「キャバレロ」
CABALLERO - HONDURAS
農園のテロワールがはっきりと現れているコーヒー。赤リンゴや熟したオレンジの果実味と、マカダミアナッツのクリーミーな甘さ。緑茶の印象が後を引くのが非常に特徴的。
生産地: Chinacla, Malcala
農園: Caballero - JR
生産者: Marysabel Caballero, Moises Herrera
農地面積: 200ha
標高: 1,600m
精製: Washed
土壌: Cray like Soil
品種: Catuai
生産ストーリー
マリサベル・キャバレロさんと夫であるモーゼスヘレーラさんは200ヘクタールを超える大きさの農園でコーヒーを生産しています。ホンデュラスでコーヒー生産のパイオニアとも呼ばれる父のドンファビオさんから農地を譲り受け、彼らはコーヒーの生産に取り組み始めました。
コーヒーの品質向上の為、全ての取り組みやチャレンジは文書化し、時間や資源を惜しみなく投資して、新しい品種を植えたりと彼らの努力は実を結び数々の品評会で受賞したりと今ではホンデュラスでも有数の生産者となりました。
彼らはまた、環境の持続可能性に対しても大いに注力しています。コーヒーの木の健康な生育の為に農園の土壌をより良くすることに全力を尽くしています。そのために家畜の肥しとコーヒーパルプなどを混ぜた有機肥料を無機質肥料と合わせて使い、コーヒーの木に必要な栄養を与えています。
コーヒーの生産について
地元のピッカーさんは完熟のチェリーだけを摘むようにトレーニングを受けており、完熟チェリー用とそうでないものを分けるために2つの袋を携えながら収穫へ向かいます。毎日午後にチェリーは集められ、重量ベースで賃金が支払われます。
アクアパルパーを使いミューシレージが取り除かれたコーヒーチェリーを12時間発酵させます。その後水洗技術でフローターなど未熟な物などを分けます。水洗されたパーチメントは清潔な水に再び12時間ほど浸けられます。そしてパティオで11−20日ほど乾燥させます。直射日光が強い時間帯、雨の日や夜はコーヒー豆は一ヶ所にまとめられカバーを掛けて適切に乾燥が進むように対策がなされています。
このロット「JR」というのはキャバレロ農園の区画の1つで生産されたコーヒーで、農園内の位置や日光の当たり方もあまり良いとは言えずかなり挑戦的なロットでしたが、彼らの努力で生産を続け素晴らしいコーヒーが完成しました。