華やかさと滑らかな果実感が両立する ボリビアのコーヒー「リコマ」
LICOMA - BOLIVIA
黄桃やプラムの果実感と黄色い花を思わせる香り。シロップを思わせる口当たりが立体感を生み、紅茶のような余韻が長く続く。
生産地: Inquisivi, Cirucuata
生産者: Raymundo Ayca
農園: Licoma
標高: 1,900~2,000m
精製: Fully Washed
品種: Catuai
生産ストーリー
リコマは、首都ラパスと大都市コチャバンバの間にあるインキシビという地区に位置しています。
生産者であるレイムンドは農業を始める前、アルゼンチンのブエノスアイレスまで出稼ぎに行き収入を得ていました。そのアルゼンチンで得たお金でレイムンドは土地を買い、6年前に農園を始めました。元々レイムンドの父はコーヒー農園を営んでおり、コーヒーの栽培方法は父から学びました。現在、農園の80%のエリアではコーヒーを作り、残りの20%はさやいんげんなどの野菜も作っています。コーヒーはほかの作物よりいい値段で売れるため、コーヒーの収入が家族を支えています。
レイムンドの奥さんは農園についてこう語ります。「この土地は標高が高く、適度な雨にも恵まれ、コーヒーの栽培に向いていると言えます。私たちは仕上がったコーヒーのクオリティを必ず確認し、毎年少しずつ改善を加えます。コーヒーは他の作物と異なり、苗を植えてから三年間は収穫できません。その三年間は私たちにとって大きな投資です。収穫ができなくても、丁寧に木のお世話をしなければなりませんからね。その分、初めての収穫の喜びはとても大きいものでした。そして、今日のように海外からみなさんが訪れて下さるのも、他の作物にはない喜びです。
前回、私達は初めてコーヒーを海外へ輸出しました。日本のロースターさんが高く評価して下さったと聞いて、本当に嬉しく思います。まさか私たちのコーヒーが日本に届くなんて夢にも思いませんでした。それは私たちにとって誇るべきことです。これからコーヒーの仕事により誇りを持って取り組めそうです」