ケニアらしさが穏やかにまとまったコーヒー、「カラニ」
KARANI - KENYA
ケニアらしい果実の印象が穏やかにまとまっているコーヒー。アプリコット、オレンジ、プラムが複雑に絡み、サトウキビの素朴な甘さがあとを引く。
生産地: Kabare, Gichugu Division, Kirinyaga
精製所: Karani Factory
生産者組合: Kabare Co-operative Society
標高: 1,710m
精製: Washed
品種: SL28, SL34, Batian, Ruiru11
生産ストーリー
カラニファクトリーは中央州北東部のキリニャガカウンティに位置します。キリニャガカウンティはアフリカ大陸第2位の高さを誇るケニア山の南側にあり、隣接するニエリ、ムランガ、エンブといったケニア山山麓一帯の地域は素晴らしい品質のコーヒーを生産するエリアとして世界的に知られています。また、「キリニャガ」はケニア山の別名でもあり、現地言語のキクユ語で「神の住む場所」を意味します。ファクトリー名である「カラニ」は農園主であったキクユ族の人の名
前に由来します。この地域は土地が非常に肥沃で生産性が高かったため、ファクトリーが建設され、1998年から稼働を開始しました。冠雪山であるケニア山から流れる水はラガティ川と灌漑システム(Kibirigwi Irrigation Scheme)を経て、この地域に還元されています。
また、コーヒーの果肉は牛の糞と同様に肥料として再利用されています。ファクトリーに持ち込まれたコーヒーチェリーはハンドソーティングされた後に、パルパーにかけられます。その後、パーチメントを発酵槽の中で一晩発酵させることで、ミューシレージを分解します。カナルでの水洗処理を行い、パーチメントはP1、P2、P3、Pライトの4つのグレードに分けられ後、ドライングベッドで9日から15日間かけ乾燥させられます。