三鷹焙煎所2周年記念は数多くニカラグアCOEを受賞している「ラ ベンディシオン」
LA BENDICION - NICARAGUA(三鷹焙煎所2周年記念豆)
プラムやオレンジ、グレープの果実感を複雑に感じ、糖蜜の様な厚みのある口当たりで穏やかなミルクチョコレートの甘さが膨らむ。余韻には果実の甘さと紫の花を思わせる香りがとても長く続く。
生産地: Jalapa, Nueva Segovia
生産者: Luis Alberto Balladarez
農園: La Bendicion
標高: 1,260m
精製: Natural
品種: Pacamara
生産ストーリー
農園主であるルイス氏は、ニカラグアの北部、ヌエバ・セゴビアで長く続く輸出業者Las Segoviasを先代から引き継ぎ、乾燥場と輸出業を運営する傍ら、自らも複数の農園を購入し生産者としてコーヒー生産に携わっています。農園をはじめた理由として「生産者の気持ちを理解するには当事者になることが一番の近道だ」と話すルイス氏は、農園運営とカッパーとしての経験を掛け合わせて多くのノウハウを蓄積しており、自身の農園への反映はもちろんのこと、近隣の生産者へのアドバイスなども積極的におこなっています。
これまでにCup of Excellenceをはじめとする国際的な品評会に何度も入賞し、2度のニカラグアチャンピオンにも輝いている彼ですが、その地位を確立した今も、より品質の高いコーヒー生産への情熱はとどまることを知りません。ラ・ベンディシオン農園は彼が所有する農園の中でも最も広く、農園内は11ほどの区画に分けられ、それぞれにマネージャーが配置されています。収穫されたチェリーは手作業での選別後、一定時間を涼しい環境で保管した後、40日ほどかけて日陰でゆっくりと乾燥をおこないます。その間、常に攪拌をおこないながら過発酵や偏った乾燥がおきないよう気を配り、乾燥後には再度の手選別を施してから脱殻します。
精製後は何度も繰り返しカッピングを実施してロットの選定をし、それぞれのバイヤーに販売をおこないます。コーヒーに対してはもちろん、人への気遣いも怠らないルイス氏の人柄が存分に反映されたコーヒーと言えるでしょう。