福袋コーヒー RUGALI ANAEROBIC NATURAL - RWANDA
RUGALI ANAEROBIC NATURAL - RWANDA
赤ブドウやパイナップルの様な発酵由来の果実感とチューイングガム(ブドウ味)を思わせる甘さが特徴的。透明度は高く、フローラルな印象が余韻に続く。
生産地: Western Province, Nyamasheke District
精製所: Rugali CWS
生産者: Smallholders
標高: 1,550m ~ 1,800m
精製: Anaerobic Natural
品種: Bourbon
生産ストーリー
ルガリコーヒーウォッシングステーション(以下、CWS)はルワンダ西部州ニャマシェケ郡キブ湖のほとりに位置しています。この辺りのCWSの中では比較的平坦な土地に建設しており、周りはサトウキビ畑とバナナの木に囲まれています。
キブ湖周辺は湖から吹き上げる風が寒暖差を生み出すため、香り豊かな甘いコーヒーが出来る産地として世界中から評価されています。
このCWSは非常に規模が大きくドライミルも併設されているため、雇用の受け皿としても地域にとって重要な施設です。ドライミルは通常、交通インフラが整った首都や港の近辺に配置されます。ルガリCWSを運営する生産者は乾燥工程終了後も地域住民をより長く、多く雇用するために敢えてキブ湖湖畔という立地にドライミルを建設しました。ウェットミルとドライミル両方の施設があるため、多くの人がエネルギッシュに働く姿が印象的なCWSです。
CWSに持ち込まれたチェリーの重量を量り、フローティングタンクに入れ、そこで沈んだ完熟したシンカーのみを使用します。清潔な発酵用タンクにチェリーを均等に平らにして入れ、シートをチェリーに密着させる形で被せ、さらにシート上部を水で覆います。ルガリCWSにおける発酵の理想的な温度は25°Cで、このシート上部の水はチェリーの過度な温度上昇による腐敗を防ぎます。また、この水がタンクの蓋の役割を果たし、外気を遮断することでタンク内部で嫌気性発酵が進みます。 48時間後にカバーを取った後、チェリーをドライングテーブルで約4~5週間かけて乾燥させます。乾燥中、テーブルには担当者が配置され、30分ごとにチェリーを攪拌しながら乾燥が進められます。