【農園ツアー開催レポート】ベトナムコーヒー農園ツアーを開催しました
こんにちは、LIGHT UP COFFEEです。
この度私たちは、ベトナム南部の高原都市ダラットにて、コーヒー農園ツアーを開催いたしました。
ダラットは標高1,500m前後の高原地帯で、ベトナムの中ではアラビカ種の産地として知られている場所です。そして少し標高を下げたエリアでは、近年品質の向上が目覚ましいファインロブスタもつくられています。アラビカとロブスタ、その両方の生産現場を一度の旅で見て回れるのが、ダラットならではの面白さだと思っています。
今回のツアーの様子を、写真と共に紹介してみようと思います。
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1日目: ダラットの精製所へ
初日は朝10時、ダラット市内のロースタリーカフェ La Viet Coffee に集合しました。
まずはこの街のコーヒーがどんなふうに焙煎され、どう飲まれているのかを味わうところからのスタートです。参加者のみなさんとの顔合わせも兼ねて、それぞれコーヒーを飲みながら、これから三日間で回る生産地の話をしていきました。
その後はランビアンへ移動し、アラビカ種の精製所を見学しました。


ランビアンコーヒープロジェクトが向き合っているのは、標高1,550mから1,700mの高地で栽培されるアラビカ種のスペシャルティコーヒーです。約100から200の小規模農園、そして農家やピッカーを含めて約1,000人もの人々が関わり、年間300トンを超えるコーヒーが収穫されています。
精製方法もナチュラル、ウォッシュト、ハニーに加え、嫌気性発酵にも力を入れています。精製所ではその一つ一つの区画とロットについて、山岡さんが直接説明してくれました。山岡さんは日本でコーヒー屋を営んだのちにベトナムへ渡り、コホ族の人々と共にこのプロジェクトを立ち上げた方です。
翌日に自分たちの手で同じ工程を体験することになるので、初日のこの見学がそのまま予習にもなっています。


ランチのあとはカッピングです。
同じランビアンのコーヒーでも、農園や精製方法が変われば味わいははっきりと分かれてきます。それを並べて飲み比べながら、どの区画のどんな仕事がこの味につながっているのかを、生産チームと一緒に確かめていきました。つくっている本人がその場にいて、日本語でそのまま質問できるというのは、正直このツアーならではの贅沢だと思います。

夜は精製所のメンバーと、山岡さんも交えてBBQをしました。
昼間に一緒に現場を歩いた人たちと、同じ火を囲んで食べる時間です。この頃には参加者のみなさんもすっかり打ち解けていて、夜遅くまで会話が続いていました。
2日目: 収穫と精製
二日目は朝食からのスタートです。
まず向かったのは、ローカルのマーケットでした。
生産地を知るというのは、農園を見ることだけではないと思っています。その土地の人が毎日何を食べていて、どんなものが並んでいるのか。市場を歩くと、コーヒーがつくられている場所の暮らしがそのまま見えてきます。
そしていよいよ、標高1,550mから1,700mのアラビカ種の農園へ。

この標高帯は気温が低く、そのぶんチェリーの成熟にも時間がかかります。ゆっくり熟した実がどんな見た目で、どんな手触りなのか。山岡さんとコホ族のピッカーのみなさんから摘み方を教わりながら、みんなでカゴを持って収穫していきました。
ランビアン山の斜面に広がる農園から見える景色も素晴らしく、収穫の合間にみなさんそれぞれ写真を撮っていました。


収穫のあとはランチを挟んで、チェリーの選別です。
手摘みの段階で完熟のものを選んでいるつもりでも、熟しかけのものや未熟なものがどうしても混ざってきます。作業台に広げて、深い赤色に揃うまで一粒ずつ分けていきました。地味な作業なんですが、この一手間がカップの綺麗さに直結していきます。

その後は精製の見学と体験。前日に見学した工程を、今度は自分たちが収穫したチェリーで進めていきます。皮むき機を通し、発酵工程へ。工程一つ一つに理由があることや、コーヒーがどう作られるかを実際に確かめていく時間になりました。

その日の最後には、焙煎所も見学しました。
畑から精製所、そして焙煎まで。生豆になったその先までを一日のうちに追いかけられたことで、それぞれの工程がどうつながっているのかが立体的に見えてきたように思います。
3日目: ロブスタの生産地へ
最終日は朝食のあと、ロブスタを育てる農園へと向かいました。
ロブスタと聞くと、安価な業務用のコーヒーという印象を持たれる方も正直まだ多いと思います。ただ、産地や品種の選び方、収穫と精製の丁寧さ次第で、ロブスタの評価はここ数年で大きく変わってきています。
山岡さんたちが K'ho Fine Robusta という名前で取り組んでいるロブスタは、CQIで85点を超える評価を得ています。気候変動のもとでこれからのコーヒー生産を支えていくことになるであろう品種を、スペシャルティの基準で仕上げている現場です。


続いて向かったのは、ファインロブスタの精製所です。
完熟だけを選んで摘み、しっかり管理して精製されたロブスタが、どんな設備とどんな仕事から生まれているのかを見せていただきました。アラビカと同じ水準の手間がかけられている現場を目の前にすると、ロブスタへの見方が変わってくると思います。

そしてカッピングです。
三日間の最後に、ロブスタを一つずつ味わっていきました。前日までに飲んできたアラビカとの違い、そしてロブスタの中での違い。実際に畑を歩いてきたあとでカップに向かうと、味わいの手前にある景色まで一緒に思い出せるようになります。
ランチを終えて、16時ごろに空港で解散となりました。

生産の現場に、一緒に立つということ
農園を見学するだけでなく、生産者と一緒に収穫から精製までの全工程に加わってみる。今回もそんな三日間を、参加者のみなさんと過ごすことができました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
ダラットのコーヒーは、これからもっと面白くなっていく産地だと思っています。次回のツアーも開催していく予定なので、ご興味のある方はぜひ下記のページより詳細をご覧ください。
みなさんとまた生産地でお会いできるのを楽しみにしています。
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