久しぶりに取り扱うナチュラル精製のルワンダ「キリンビ」
KILIMBI - RWANDA
ブラックベリーやグレープの果実感が心地よく、飲み進めていくとオレンジの明るさへと移り変わる。トロピカルフルーツの印象も顔を出し、これらの果実感が余韻まで長く続く。
生産地: Nyamasheke, Western Province
生産者: Smallholders
農園: Kilimbi ws
標高: 1650 - 1850m
精製: Natural
品種: Bourbon
生産ストーリー
キリンビコーヒーウォッシングステーション(以下、CWS)はルワンダ西部県ニャマシェケ郡、ルワンダ最大の湖であるキブ湖に近い場所にあります。キリンビCWSはルワンダで初めてナチュラル・ハニーの輸出が政府に公式に認められたCWSです。

元々ルワンダでは各農家が庭先で非水洗式の精製を行っており、それにより品質基準が定まらなかったことが課題でした。政府がこの課題に対応し、許可したCWSにて基準以上の品質で水洗式の精製処理をしたものをスペシャルティグレードとして輸出することとなりました。
これによってルワンダのコーヒーの品質は向上しました。しかしコーヒー消費国でのニーズの多様化が進み、水洗式のみで生産することに危機感を持ったキリンビCWSの運営者たちは時間をかけて政府を説得し、ナチュラル・ハニープロセスも生産・輸出を認められるようになりました。現在も経験豊富で勤勉なマネージャーが管理をしており、常に先頭を走り、進化し続けることを意識しているCWSです。
このナチュラルプロセスではCWSに持ち込まれたチェリーの重量を量り、フローティングタンクに入れ、そこで沈んだ完熟したチェリーのみ、ドライングテーブルに運ばれます。ドライングテーブルではチェリーが重ならないように非常に薄い層にして敷かれます。

それにより、水分が多いチェリーがベッド上で重ならず、発酵やカビのリスクを防ぎます。乾燥中は担当スタッフがドライングテーブルに付き、手選別しながら乾燥させ、平均で40日間かけドライングを行います。