ルワンダでは最高峰のテロワールで作られる、「シーラ」

SHYIRA - RWANDA

複雑な果実味が華やかに広がるコーヒー。みかんゼリーのような瑞々しく弾ける酸の印象とマスカットの上品な清涼感が心地よく、缶詰めシロップの優しい甘さが広がる。

生産地: Nyabihu, Western Province
精製所: Shyira washing station
生産者: Smallholders
標高: 1,850~2,300m
精製:  Fully Washed
品種: Bourbon

生産ストーリー

シーラCWS設立の背景にはルワンダのエクスポーターが「ユニークなフレーバープロファイルを生み出せる生産地」をルワンダ国内でリサーチする中で、このニャビフのコーヒーを見出したことから始まります。ルワンダのコーヒー栽培エリアとしては最高峰である2,300mの標高に加え、深い霧に覆われる山間部の谷間、これらのテロワールは他のエリアとは一線を画すカップクオリティを生み出すに違いないという可能性を感じさせるものでした。そして2017年1月、シーラCWSは設立されました。
シーラCWSは規模としては比較的小さいものの、標高1,850 mの場所に位置し、チェリーの量よりも質を重視した運営を行っています。同エリアには約1,600人の農家がおり、CWSにチェリーを持ち込んでいます。気象条件、土壌、および恵まれた標高は高品質のコーヒーの精製と生産を行う上で正に理想的な環境といえます。
チェリーはシーラCWSに持ち込まれた後、パルパーで果肉を剥がし、発酵槽で約12時間ドライファーメンテーションが行われます。その後、カナル(水路)にて比重選別を行い、グレードを8段階に分けます。グレード毎に分けられたウェットパーチメントは「pre dry(プリドライ)」という、シェードをつけたドライングベッドで陰干しを行いながら、重点的にハンドピックを行う工程に入ります。まだ乾いていないウェットパーチメントは、未成熟な物だと深い緑色になったり、虫食い部分が斑に変色したりと、欠点が目視で判別がつく状態です。こうした欠点はパーチメントが乾いて白くなると、分からなくなってしまうので、水分が多くまだパーチメントが乾いていない比重選別後に集中して行います。
そして、パーチメントをドライングテーブルに移し、天日乾燥させます。30分毎にスタッフがパーチメントを攪拌し、均一に乾燥させていきます。雨の日と日中で一番気温が上がる時間帯はビニールでパーチメントを覆い保護し、強い直射日光による急激な乾燥や、表面の部分のみ乾燥し水分値が不均一になるなどの乾燥ムラを防ぎます。パーチメントの水分含有量が12.8%になった時点で、袋に詰めて倉庫にて保管します。


シーラCWSは農家の生産をサポート、および改善するために継続的に取り組んでいます。
・全ての農家とその家族を健康保険に加入させる
現金収入の少ない農家は健康保険へ加入することが困難で、ルワンダのCWSとしては初となる取り組みです。
・チェリーの受け入れとフィードバックシートの徹底
農家に未熟なチェリーではなく、完熟したチェリーを持ち込んでもらうために、毎回農家が「どんなチェリーを持ってきたか」を評価し、フィードバックをしています。CWSによっては完熟したチェリーしか受け取らず、未熟なチェリーは買い取らない所もある中、持続的な関係性構築のために持ち込まれたチェリーは全て、政府が定める最低買取価格以上の金額で買い取ります。
・農家へのコーヒーの苗の無償配布
シーラCWSは2017年は7万5千本、2018年は12万本の苗木を農家に配布しました。このような取り組みを通じて地域の農家・コミュニティとの関係性を重視しながらCWSの運営を行っています。